植松駅から木見駅まで
倉敷市郷内地区を歩く |
秋の良き日、きれいに晴れ上がった一日、民放クラブ岡山支部歩こう会主催で、倉敷市の郷内地区を巡りました。この地域は瀬戸大橋の開通で、JRの植松駅から木見駅まで歩いて見学できるようになり便利になりました。で、私は今年からこの会の幹事で、説明役をも務めることになったのです。
次は児島熊野神社です。ここの熊野神社は全国あまたある熊野神社のなかでも特別な存在と聞いていました。前回もすごいなーと思いましたが、来るたびに当時の児島文化のすごさを認識させられます。 699年、役小角が伊豆に流されたとき、紀州熊野本宮の神人たちが難を逃れて本尊を持ち瀬戸内海を漂流、児島の地に上陸してこの地に熊野神社を祀ったそうです。その後鎌倉時代に後鳥羽上皇が隠岐に流されたとき、連座した王子、覚仁親王頼仁親王の二人がこの地に流され、児島修験再興の祖となったと言われています。 |
次はお隣の五流尊瀧院です。 |
ここは実は熊野神社とともに児島修験の拠点で、当時は「太法院」「報恩院」「建徳院」「伝法院」「尊瀧院」の5院があったうえに、新宮に見立てた「諸興寺(木見)」、「由加寺(由加)」とともに「新熊野山」と号していたそうです。
ここは古くは「金毘羅往来」と言われ、岡山から四国の金毘羅さんに詣でる人が通る、いわば江戸から明治期までの主要交通路です。 |